3連覇目前の広島に見る「谷間で負けない」戦略
球団史上初のセ・リーグ3連覇が目前に迫っている広島。前回のこのコラムでは打線について触れたので、今回は投手陣について、ちょっと斜めから考察をしてみたい。今季のカープの場合、基本的には大瀬良大地、ジョンソン、野村祐輔、岡田明丈、九里亜蓮が先発ローテーションで回っているので、これ以外の投手が先発する日、ということになるだろうか。ペナントレースは基本的に1週間に6試合なので、1週間に1試合は「谷間」が回ってくることになる。で、注目したいのが、オールスター明け以降のカープの「谷間」の日の勝率だ。4勝3敗。チームの年間勝率には及ばないが、勝ち越しというのは「谷間」にしては好成績ではないだろうか。そしてその成績には、それなりの戦略が潜んでいるように思える。
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・薮田、中村祐太の不調でサンディ谷間ができたわけだが、それはそれで面白い。まあ6人も規定投球数を満たし10勝以上を狙える投手がいるチームはなさそうですけど。
投手は毎年ドラフトで補強しなければですぐに不足しますね。その点、野手は比較的長持ちします。
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まず前段として、チームが無理して谷間をなくそうとせず、戦略的に利用しようとしている、というのは間違いないだろう。
カープもシーズン序盤は中村祐太が好調で、6人目に入り、ローテーションを回していたが、シーズン後半は、「5人を固めて、6人目は入れ替えつついく」のを前提とした起用になったように見える。一見、先発ローテは6人で回したほうがしっかりしているように思えるが、実は最初からそういう戦略を取っていないチームは最近少なくない。先発ローテ投手を6人一軍に置きっぱなしにすると、一軍登録人数とベンチ入り人数の関係から、結局、その日リリーフで使えないローテ投手を1人、2人とベンチに入れざるを得なくなるためだ。だったら6人目は最初からとっかえひっかえを前提にして、投げたらすぐ登録抹消、次の投手を登録するまで、その分、野手をベンチに置いたほうがチームとしては戦いやすい、というわけだ。そして、カープが後半戦、この「谷間」の日を日曜日に固定しているのも、戦略的であるように見える。基本的に翌日の月曜日にゲームがないので、中継ぎ投手を早めにどんどんつぎ込んでいく計算が立つのだ。
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・素晴らしい戦略
シーズンの勝ち方と次世代育成を睨んだ相反する課題の良解だね
・畝の戦略かな?
・継投策はたまに疑問符がつくときもありますが、これは明確に意図した戦略ですよね!
そういう意味では、後ろの月曜日だけでなく、前の土曜日にも注目だ。カープの後半戦は、土曜日の先発はエースの大瀬良で、先発投手の中で最も長いイニングを投げてくれる可能性の高い投手だ。
つまり、リリーフピッチャーが投げるイニングが少なくて済むわけで、そう考えるとつまり、カープのローテーションは最もリリーフ投手がつぎ込みやすい状況で「谷間」を迎えるように組まれているのだ。
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・広島の首脳陣 優秀だな
今年は、(投手の)戦力的に、他チームに対して抜きん出てないのに、このゲーム差での優勝
・打線が頑張っているのも
大きいと思うよ
・こう言っちゃなんですけど、今年の先発ローテは毎日「谷間」と言っても過言ではない惨状だ。
・いわゆる「遣り繰り(やりくり)」ってやつですね。
・戦略と言えば聞こえが良いが、シーズン通して6人目に定着できる人が出て来なかった
・記事の大瀬良のように、3連戦の2戦目に完投率の高い投手を配置するのがいいと思う。
・今は毎日が谷間状態。
打線も残塁が多いし、ゲーム差の割に圧倒的な強さは感じない!
CSになれば、ブルペンはフル回転でしょう…
・谷間で色々やってるけど、レイズみたいな初回クローザー投入からの先発が下位打線から投げるってのも面白いかも。
・今年のドラフトでは
投手5人 内野手2人くらいの指名かな?
・谷間…むしろジョンソンと大瀬良が山。野村も5、6回が限度だし、中継ぎの負担が大きすぎる。だから毎年、調子の良かった中継ぎが次の年には疲労が抜けなくて打たれてしまう。毎年救世主が現れて助けてくれるが、それも使いすぎて次の年には使い物にならなくなる。つまり毎年綱渡りしているということ。どうにかならないものか…
・なかなか6番手が定着してないけど二軍で床田投手が頑張っている。残り試合含めこれから期待しています。
→床田はホンマにすごいわ
未だに防御率0.00
→CS以降の秘密兵器になりそうだ。
→昨日ソフトバンク戦に先発した床田
4回 打者14人 球数47球 被安打2 奪三振4
四死球0 無失点 防御率0.00
・カープが谷間で何とか勝てているのは、まずチーム全体が勝ちにいってること。レギュラー争いや、1軍生き残りをかけて戦っている選手がたくさんいること。谷間で全然勝てていないチームがあるとしたら、「今日は谷間だし」という感じで野手が休息気味に試合に出ていたり。又は全力の気持ちはあっても、体力不足だったり。そんなところだと思います。カープの場合は、2軍も合わせて同じ方向を向いて戦えている。
・先発6番手を固定しないやり方は若手を育てるには理想的だよね。ついでに中継ぎの敗戦処理要因も入れ替え枠として使って勝ちながら若手を育てることが必要ですねFA補強ができないチームは。先発中継ぎ共々結果が出ればその枠から抜け出せて1.2軍を行き来しなくていいようにすれば、若手も目の色変えて頑張るでしょう。
・この「谷間で負けない」戦略は、先発ローテ投手が5人揃うとさらに効果が増す。
毎週日曜日は若手を試せるわけで、「勝ちながら育成」して4連覇、5連覇へと繋がっていく。
・マエケンがぬけた翌年優勝
黒田がぬけた去年も優勝
去年15勝した薮田が不調の今年も優勝間違いなし。
広島は投手のやりくりがうまいイメージ。
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コメント
コメント一覧 (19)
たまには畝コーチの功績を褒めるべき
まともな六人目が居たら六人で回しとるわ
岡田だっていつ落とされてもおかしくないけど代わりが居ないおかげで落とされてないだけ
日曜は相手先発も格が落ちることが多いから打ち勝ててるに過ぎんわ
というか今年はどこも先発投壊してて6人固定してるチームなんかないでしょ?
コーチ監督が一流の選手である必然性はないよね
モウリーニョなんて通訳から約33億の年俸の監督になってるんやし
野球はまだ選手時代の実績にこだわる選手やファンがとても多い印象がある
ベンチ内の畝は無能
なかなか思い通りにはいかんけど、楽しみな投手も結構おると思う。
しかも新戦力をお試しできて、若手にもチャンスが与えられるからモチベーションにもなりやすい。
どうしても畝さんを貶したい人達はなんなんだろうね。
苦肉の策を成功にまで持ってけてる時点で敏腕以外の何物でもないやろ
運用面の功績は認めるけどチームの防御率は決して良くはない
不甲斐ない先発陣への指導では功績は皆無よ
チーム防御率はセ・リーグ3位、良くはないけど言うほど悪くもないですよ。
しかも二連覇でかなり消耗してることも考慮するとよくやってると思いますけどね。
でも、今年の谷間先発の勝ち星は3つくらいでしょ?
谷間でQSできる投手がもっといると良いんだけどな。
もっと言うて! なんか2015のままの人達多いよね笑 それで
「3連覇!」
言うて喜んでる人達は、一体どのツラ下げてんのかなぁって思ったりもする。
今季の優勝(まだ決まってないけども)なんて半分は采配によるものやで。半分は圧倒的な打力。
フランスアって儲け物があったけれども、それ除いても投手陣が足を引っ張らなかったのはひとえに畝コーチと小林コーチの手腕に尽きると思う!
ええ加減、勝ってる時くらいは素直になろうぜー笑
優勝しても素直に喜べないんだろうなw
喜んでるファンを尻目に俺はあいつらとは違う、はしゃがないんだとか言うてそう
どんなことでも一生そのテンションで生きてそう
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