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■選手の数だけドラマがあれば、ファンの数だけドラマがある。


皆さんは、独自の応援スタイルを持っていて、その球団のファンに一目置かれている人物に出会った事はないだろうか?不定期連載「カープファン列伝」は、そんなファンに取材をし、独自の美学やカープに対する熱い思いを語ってもらう企画だ。

連載第七回は、我らが応援団長、『全国緋鯉会連合総本部“総代表”』かりべやすおさんに取材をし、やすおさんのカープへの思いと、応援スタイル、緋鯉会の活動についてまとめさせてもらった。

 


【1】やすおさんの自己紹介


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かりべやすお

私には3つの肩書きがあります。

まず第一に全国緋鯉会連合総本部 総代表 主は関東になりますが、関東より北の試合も必ず行きます。後は週末を中心に名古屋、関西、広島などに遠征し、年間最低70試合を目標に応援活動をしています。
東京緋鯉、名古屋緋鯉、関西緋鯉、広島緋鯉を束ね、オープン戦含め、公式戦全試合を全国緋鯉会連合として現地で応援しています。

第二に広島東洋カープ私設応援団連盟 本部長 全国のカープの応援団の集合体です。

第三に広島東洋カープ応援プロジェクトチーム 総責任者 これは主に新曲など新たな応援を作ったり、既存の応援を管理する機関です。




【2】カープを好きになったきっかけ
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幼稚園の時に祖母に買い与えられたのがカープの帽子でした。
祖母も両親も野球に関心がなく、おそらく買いに行った店にセリーグの帽子しかなかったのではないかと思います。当時は黒を貴重にしているどこか黒っぽい帽子が基調で、野球帽を買うなら青か赤くらいしか選択肢がなかったのではないでしょうか。
巨人全盛の時代であった為、カープの帽子は目立ちました。
小学校に登校するようになると通学路で会う大人達が「カープ好きなの?」と話しかけてくれるのが嬉しかった思い出があります。
お菓子もよくもらいました。
小学校2年生まで、カープがなんなのか、野球がなんなのか、まったく知りませんでしたが。

その後、野球に興味を持ちますが、残念ながら小学生時代は巨人ファンでした。
なにがきっかけだったのか、明確には覚えていないですが、中学生になりカープファンになります。
幼い時かぶっていた帽子がなにかしらの影響を与えてくれたのは間違いありません。
足でかきまわす機動力野球に心を惹かれました。



【3】なぜ、やすおさんは緋鯉会に入ったのか?

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一番最初は緋鯉会ではなく、残念ながら現在は存続していない勝鯉会という所で三年程活動していました。

しかし関東の球場で中心的に応援していて、遠征にまで出かける緋鯉会に憧れ、緋鯉会の先輩に熱心お誘い頂いたのもあり、緋鯉会に移籍しました。



【4】緋鯉会の人数

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緋鯉会は全国でおよそ50名程の会員がいます。
人数の割合は多い方から、東京緋鯉関西緋鯉広島緋鯉名古屋緋鯉の順番です。
カープファンの増加に反比例するように年々緋鯉会員の数は減っています。これは緋鯉会に限った事ではありませんが、多少の縛りやルールがある応援団は厳しく映るのかもしれません。




【5】緋鯉会の構成について

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総本部は緋鯉会で長年活動していた者が地域ではなく全体的な視野で円滑に応援出来るよう考慮し活動する機関です。ハッピには「全国緋鯉会」と書かれています。

各支部の活動については、例えば東京緋鯉会の場合、神宮、東京ドーム、横浜スタジアム、千葉マリン、西武ドーム、仙台が主な活動場所になります。その他関東より北で地方試合があればそれも東京緋鯉の活動になります。

わかりやすく言うと、冠にしている都市から、野球が開催される場所に一番近い緋鯉会が、責任活動試合になります。

2年前まで全員集合、「全集」という全ての緋鯉会員が集まる日を年に一回行っていましたが、現在はやっていません。




【6】やすおさんの応援に対するこだわり
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ここ最近カープは強いチームになりました。
しかしそれまでは長い低迷期にいた為、負けてしまって残念だけど、応援は楽しかったよね。と思って頂けるような応援を目指してきました。
そして近い将来必ずやって来る最高の瞬間が来るまでみんなでがんばって応援し続けて行こうと。
その為、関東の球場では、いつ行っても何時に行っても、必ず試合開始前から絶対に居る存在になろとしました。
関東でカープの試合が行われれば、行かないという選択肢はない。
どんな事があろうと絶対に休まないと言うのがこだわりです。




【7】新しい応援歌はどう決まるのか?

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応援歌など応援は全て、広島東洋カープ私設応援団連盟 応援プロジェクトチームが管理しています。

実際、主な作曲者が東京と広島に一人ずつ居て、例えばこんな感じの応援がいいんだけど、曲作ってみて、など、発注をします。
出来上がってきた曲を東京で主に3人で話し合い、アレンジしたり、詩をつけたり、応援方法を考えます。

近年シーズンオフが少なくなっています。
クライマックスシリーズに出場するようになったし、日米野球などもありますし。
みんな本業を持っていて、オフはシーズン中に出来ない野球以外のしなければならない事がたくさんあります。
そんな中、少ない日程からなんとかやりくりし、3人で集まり、毎回宿題を持ち帰り、次に会う日までに形にして行くのが、ここ最近のパターンになっています。

完成した時には最初に出てきた応援とは似ても似つかない、別物になってる事もあります。

妥協する事なくトコトン話し合う事にしていますが、時にはぶつかり合い険悪になる事もしばしば。
仲間だから出来る事です。





【8】緋鯉会をやっていて「よかった」と思う瞬間

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緋鯉会は仲間意識が強い団体です。
日々試合に追われますが、一試合、一試合を無事やりきり、完結して行く為に、みなで協力し合い応援して行きます。

それぞれにその日の役割を決め、目標に向かいます。
もちろんチームが勝つ為に。

団結力を感じた時に一番喜びを感じます。
クライマックスシリーズなど最高に応援団をやっていて良かった、緋鯉会で良かったと感じました。
なかなか喜びを感じる瞬間は少ないのかもしれませんが、一年間頑張り続けて迎えた最終戦など、一番分かち合う瞬間なんだと思います。




【9】緋鯉会をやっていて「大変だな」と思う瞬間


今年のオープン戦札幌ドームには驚きました。
これから本番が始まるという時に平日3連休は厳しいです。
会社にもまだ言えていません。
移動手段はおさえましたが。
このように平日にある地方試合が一番大変です。
しかしそんな積み重ねが、仲間意識を強烈に感じる瞬間だったりします。
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【10】好きな球場と理由

千葉マリンスタジアム

好きな理由はやはり応援がしやすい球場になってしまいます。
断トツ千葉マリンです。
この球場はとにかくなにをやっても盛り上がる、しゃべりやすい、球場の作りが音を反響させやすい作りになっているんだと思います。
トランペットを吹いていて、あれ?自分はこんな音大きかったっけ?と錯覚します。
なにをやっても気持ちが良い!応援団冥利につきる球場、それがマリンだと思います。
後、個人的には横浜スタジアム、札幌ドームが大好きです。




【11】仲のいい他球団の応援団

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あえて「どこ!」というのは伏せますが、多くの他球団の応援団の幹部が同級生や同年代が多くなっています。球団は違えど長年同じ世界に居た同士なので自然と仲良くなります。
飲みに行ってお互いの会の近況報告をしたりします。
近年、WBCや日米野球など濃密に長く接する機会が増えています。
エール交換などはその効果と言えます。

■参考記事

【エール交換】ヤクルトファンが全力でスクワット応援!広島ファン×ヤクルトファンが仲良しすぎるw

【球団交流】ヤクルトファンが広島土砂災害のボランティアに来てくれていた件



【12】黒田復帰について一言
黒田博樹_ビッグフラッグ

黒田投手は同級生でもあるので、もともと特別な感情を抱く選手でした。
人づてですがビッグフラッグの件でお礼を伝えて下さりました。
あまりそういった事はないので、ますます特別な感情を抱く選手になりました。
カープのエース黒田が世界の黒田になって帰って来る。
未だに信じられません。
開幕シリーズで一回の表「カープのピッチャーは黒田」とアナウンスされる日を待ちわびています。



【13】2015年のカープについて一言
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新監督ですし未知数な部分はあると思いますが、戦力は整ったのではないかと感じます。しかもかなり高いレベルで。
例年以上に期待が大きく膨らんでる為、新監督はじめ首脳陣、選手は大変でしょうけど、本気で期待してしまいます。
それが今年のカープではないでしょうか。




【14】その他、全国のカープファンに伝えたいこと
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新規のお客さんが増える。色々なタイプの人が新たに球場にやってきます。
好き勝手に自由にあべこべな応援をしている方をみる機会も増えました。
正直トラブルも増えます。

みなさんが楽しく一致団結して応援出来るよう、努力していきます。

至らない所だらけかと思いますが今年もよろしくお願いします。

そして是非緋鯉会に入って一緒に応援して行きましょう。
絶賛募集中です。




【15】緋鯉会総本部“総代表”としての「将来の夢」

応援団員を増やす。これに尽きます。
もう若くはないので次の世代にバトンタッチ出来るよう環境を整えていきたいです。

そして未来永劫、緋鯉会はカープの応援の中心として、輝いていて欲しいと願います。

個人的には優勝がみたい。クライマックスファイナルステージを制覇して欲しい。
順位の関係上、あまり大きな声では言えませんが、やはり関東の球場で育っているので、いつかは横浜スタジアム、神宮球場でカープのクライマックスシリーズがみたい。

やはり一番大きいのはなにより優勝ですね。



【16】やすおさんにとって「広島東洋カープ」とは?
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これだけ深く広島東洋カープに関わってきましたから、私の全て、とまでは言いませんが、かなりそれに近いのではないかと。

一年の中でカープ、野球、応援に関わりを持たないで過ごせる機関は一ヶ月もありません。
いつも隣りにカープがある。
そんな毎日です。





~取材を終えて~




■大差で負けた試合でもカープファンに笑顔で帰ってもらうということ


今回の取材で一番印象に残ったのは【6】で語ってくれたこの言葉、


ここ最近カープは強いチームになりました。
しかしそれまでは長い低迷期にいた為、負けてしまって残念だけど、応援は楽しかったよね。と思って頂けるような応援を目指してきました。
そして近い将来必ずやって来る最高の瞬間が来るまでみんなでがんばって応援し続けて行こうと。


管理人が、初めてやすおさんの応援を見たのは、神宮球場のレフトスタンド。
その日は9回表まで、8点差でカープが負けているワンサイドゲーム…。

「今日はもうダメじゃろ」
「電車が混むけーもう帰ろうや…」

当然、こんな声が聞こえてくる。
そこで、最終回を任されているやすおさんが登場した。

笛を吹いてみんなの注目を集めるとこう言った。

「9回の表8点差…。十分に逆転可能な点差です!!」

その言葉を聞いて、スタンドから笑いがおこる。

元気のなかったレフトスタンドは、やすおさんの巧みな話術で息を吹き返し、席を立つものはいなくなった。
やすおさんが指揮をとるとレフトスタンドの声援が目に見えてでかくなる。


…その日は、結局惨敗だったが、みんな最終回の応援に満足して帰っていった。



勝ち試合でも、負け試合でも楽しませてくれる応援団…。
球場に駆け付けたカープファンにとってこれほど心強い存在はいない。


ここ数年、「カープ女子」ブームがおこり、関東の球場では新しくカープファンになってくれた人が増えた。そういう人に話を聞くと、「応援が面白い。特にやすおさんのコールが盛り上がる!」という声をよく聞く。

関東のカープファン激増の影には、緋鯉会の“ファンを楽しませようとする”応援活動が大きく影響を与えている。



■東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムで観戦するとき


もし、カープファンの読者の中で、関東の球場へ行ったことがない人がいれば、観戦するときはレフトスタンドの応援団の近くをオススメしたい。


理由は、


『全国緋鯉会連合総本部“総代表”かりべやすお』


のコールが聞けるからだ。














選手の数だけドラマがあれば、
ファンの数だけドラマがある。






※「かーぷぶーん⊂( ●▲●)⊃」は、カープとカープ選手だけでなく、“カープファン”の活動を応援しています。読者の周りに「こんな人いるよ!」というのがあればコメント欄や、SNS(twitter Facebook)のほうに連絡を下さい。 取材はメールやメッセでもできるので負担はかけさせません。


 
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