ポスティング制度_落札金_使い道
大半は球場の補修や補強に充てられるが
今年、広島東洋カープのエース、前田健太がロサンゼルス・ドジャースへ移籍する。この移籍ではポスティングシステムが適用され、譲渡金2000万ドルを球団が受け取る予定だ。

2000万ドルの行方は果たして――1月8日に松田元オーナーは「地域へ還元する」と地元メディアの取材に答えている。オーナーは、譲渡金の一部は球団施設に使用し、大半はフランチャイズを置く広島市、キャンプ地となっている宮崎県日南市と沖縄県沖縄市へ寄付する意向を示したのだ。

この発言を聞き、「なぜ、選手補強へ使わないのか?」と思った方も多いだろう。1991年のリーグ優勝から24年間優勝から遠ざかり、前田健太も抜ける。チーム力は一時的に低下することは確実だ。

~中略~ 

しかし、今回『補強のためではなく、地域のため』にマエケンマネーを活用する意向を示したカープ球団の判断は、英断だったのではないだろうか。その最たる理由は、地域密着型の市民球団であるからだ。 
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