千葉県勝浦市出身のプロ野球広島カープの外野手で、2017年にセ・リーグMVPに輝いた丸佳浩さん(28)が4日、同市芸術文化交流センターでトークショーに臨んだ。同級生や恩師らと一緒に野球に熱中した青春時代を振り返り、「好きだから頑張れる。継続して練習することが大事」と呼び掛けた。800人入る会場が満員の凱旋(がいせん)講演となった。丸さんは市立勝浦小学校、同勝浦中学校を経て千葉経済大学付属高校に進学。2度、甲子園に出場した。2007年、広島カープに高校生ドラフト3巡目で入団。13年、外野手として盗塁王を獲得し、翌14年にベストナインに選ばれ、17年にセ・リーグMVPに輝いた。トークショーには幼なじみの植村拓也さん(28)、中学時代、野球部監督だった荒井猛さん(59)、中学高校で後輩の吉野聡泰さん(27)が駆け付けた。マイクを握った主役は小学3年の時、植村さんから「一緒にソフトボールチームに入ろう」と誘われたが「ゲームがやりたいから断った」と会場を沸かせ、再び勧誘されて参加したことを明かした。◆市から特別表彰丸さんは「生まれ育った市から、表彰されるとは思ってもいなかった。勝浦で応援してくれる方々に希望を持ってもらえるプレーをしたい」と話した。
・地元のご両親も喜ばれたのではないでしょうか。