「カウントが2ボールになったら何を投げる?」
黒田氏は「困ったとき、例えば2ボールのときに投げる球種の優先順位」を若手に聞いたのだ。
2年目の松本は黒田氏からもっと高度な質問をされている。「2ボールから変化球限定なら何を投げる?」というのだ。
松本は言葉に詰まった。理想としては落ちる球で空振りを取りたいのだが、彼にはそういう球種がない。そこで黒田氏はフォークの投げ方を伝授したという。
黒田流指導法の背景には、メジャー時代の苦労がある。現役晩年には、私の取材に応えてこう語っていたものだ。
「メジャーではいつも手詰まりでした。マウンドに上がった途端、あっ、今日は投げる球がないと何度も思った。日程がキツいし、球場によって気候も大きく変わる。前の試合で使えた球種が次の試合で通じない、なんてしょっちゅうだった」
「若手や新人にとって、先は長い。焦らず、惑わされずにやってほしい。ただ、いつかはしびれる勝負どころで投げなきゃいけないときが来る」
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https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/253952
・さすが黒さんは、質の高いアドバイスを送るわ。カープの投手は、これを当たり前と思わずに、恵まれていると受け止め、成長してほしい。
あー、もう黒さんは、投手ヘッドコーチでずっといてほしいわ。