広島小園の奮起に期待、下積み将来生きる/和田一浩
キャンプ視察の楽しみの1つに、若手の成長がある。そこで気になったのが、広島で3年目を迎える小園。今季の飛躍が期待される若手が2軍スタート。そこで、宮崎の広島2軍キャンプに立ち寄ってみた。守備練習しか見る時間がなかったが、体は大きくなっているように見えたし、動きも悪くない。ケガをしている感じもなかった。おそらく野球に取り組む姿勢を問題視されたのか、奮起を促すための2軍スタートだったと感じられた。~中略~近年では走り込みなどのハードな練習を否定する人もいる。確かにもっと効率のいい練習もあるだろう。しかし若い頃の私のように、それが分からない選手には「将来のため」と言って無理やりやらせるコーチがいてもいい。大石さんがいなければ、今の私は存在していなかったし、今ではとても感謝している。小園の2軍スタートは、単純に「おきゅうをすえる」ためなのかもしれない。そこでくじけたり、ふてくされて消えていく選手はたくさんいる。しかし1軍で活躍するために足りない“何か”を補うための考えが、広島の首脳陣にはあるのだろう。小園の奮起に期待している。(日刊スポーツ評論家)
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・小園は私生活云々よりも、細かなサインプレーが出来ないから。身体に染みこませるために2軍だと思います。オフの話題が山田哲人との自主トレでしたが、打撃ではなく守備を鍛えるべきだったと思います。