チームの成績で最も目についたのは盗塁数。26個だからね。これは少なすぎる。“足”を使って掻き回すのはカープの十八番だっただけに、寂しいですよ。
(広島の盗塁数は3連覇した2016年から118、112、95で、いずれもリーグ1位だったが、19年からは81、64、68と漸減。チーム成績を反映しているが、今年の26個は異常なほど少ない)
盗塁への意識がないわけではないと思う。ただ、トライはするけど、失敗していくうちにチャレンジしなくなったよね。アウトになる怖さが勝ってしまって、思い切りがなくなった。萎縮してか、そのうち仕掛けなくなっていったね。
それとスタート自体が悪い。モーションを盗むには、それ相応の研究や技術がいるものだが、そこまで至っていないということでしょう。
野間が7個でチーム最多。彼はもっと走れる選手なのに走れていない。今年は規定打席不足ながら3割を打ったし、よく頑張っているが、もっと走って相手を引っ掻き回してもらいたかったね。
小園も若いのに2個は明らかに少ない。それと彼にはもっと細かい野球を求めたい。走ることもそうだが、打席での粘りがほしい。決め打ちをしてボール球に手を出すことが多く、初球打ちでのアウトも目立った。本来なら上位を打ってもらいたい選手だろうからね。
今年のチーム打率は・257でリーグ1位。同時に併殺打の数もリーグで1番多い112個。そしてリーグ最少の盗塁数。今年はどこか緻密さに欠ける大味な攻撃をしている印象を受けた。
(全文はリンク先)
https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2022/10/04/0015694321.shtml
・盗塁数が少ないこと自体の問題よりも、「単独スチールは無い」と相手が決め込んで打者との勝負に専念できるのが問題。3連覇の時は機動力でプレッシャーを与えていたし、決して足が速くない選手でも走塁意識が高く、守る側へのプレッシャーを常に掛けられていた。
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