“スリーボール・ノーストライク”で沸き起こる拍手 広島・高橋建さんがファンに語りかけたこと
この光景を望んでいた野球人がいた。
ツーボール・ノーストライク。スリーボール・ノーストライク。投手が不利なカウントで、スタジアムから湧き起こる拍手である。
かつては、ちがった。ボールが先行すると、スタンドからはため息が聞こえ、厳しいヤジが飛ぶことも少なくなかった。
そんなとき、彼は、放送を通じてファンに語りかけた。
「こういうときに、ピッチャーを激励する拍手が起こるようなスタジアムであって欲しいですね。札幌ドームなんかでは、同じような場面で拍手が起こっていました。ああいう空気は良いですね」
声の主は、現在、カープで投手コーチを務める高橋建さんである。といっても、現職の話ではない。2011年から5シーズン、筆者は、野球解説者の「建さん」と放送席を共にした。
https://bunshun.jp/articles/-/56293
・鼓舞でなく萎縮させるような声は控えるべき、なのは普通のこと。そういう声はますます選手の戦う力を奪っていく。別に球場内に限ったハナシではないんだけどね。
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